いよいよ明日の1月14日から共通テスト(旧:センター試験)が始まりますが、去年の数学が異常に難しかった事で今年の数学がどうなるのか注目されていますが、それ以上に女子の理系志向が強まっている事が注目されています。
大手予備校の調査によると、今年は国公立大、私立大でいずれも女子の理系志向が強まる傾向が見られ、医、農、工といった系統に多くの女子が流れる見通し。各大学では情報系学部の新設が相次いでおり、男女問わず人気を集めそうとの事。特にこれまで文系学部しかなかった一橋大にソーシャル・データサイエンス学部が設けられるそうです。一橋大学は文系のイメージが強いのですが、その一橋がソーシャル・データサイエンス学部とは、いよいよ世の中の理系ニーズが高まっている事が容易に想像できます。
河合塾が昨年10月に実施した全国模試を分析したところ、私立大の医学部を志望した女子は前年比113%。獣医学部は121%、農学部108%、理学部107%、工学部105%となり、主な理系学部で女子の志望者が増えた。これまで女子の進学者が多かった文学部や外国語、生活科学系の学部の志望は低調となっていて、国公立大も女子は理系の伸びが強かったとの事。
やまさき塾に入塾される塾生の親御様は、中学受験・高校受験・大学受験の何れにおいても算数・数学が最も得点に差が付きやすく重要になるという事は勿論のこと、将来は算数・数学が必要になるというお考えの方が多いです。
僕が三井物産で働いている時は微分積分を職場で使う事はありませんでしたが、数学的な思考は必要でした。やはりビジネスを進める上で数学的な思考は必要不可欠になります。志望校に受かるために算数と数学は必要ですが、それ以上に人生にとって役に立つんですよね。ただ、これからの時代は数学的思考というより、テクノロジーが身近になって、より実務的に数学を使う世の中になるのかもしれません。
僕はテクノロジーは人間にとっても善にも悪にもなりえると考えてまして、ダイナマイトがより効率的に鉱物を生産し生活を豊かにした一方で、軍事利用にも繋がっています。ドラえもんが実在したら、使う人によって世界が豊かになる事も地球消滅もあり得るという話ですよね。僕はテクノロジーに対しては肯定的です。田舎のおばあちゃんとテレビ電話できるなんてテクノロジーで人生が豊かになっている最たる例だとも思います。医療の進歩によって寿命も延びました。AI (Artificial Intelligence/人工知能)も人間の仕事を奪う等の否定的な意見もありますが、使い方さえ間違えなければ豊かになると僕は思っています。そして、これからAI最盛期になると言われています。仕事で数学を実務的に使う人がより多くなるかもしれません。
今から13年前三井物産に入社した頃、エクセル・パーポイント・ワード、これを学び習得しましたが、その時ご年配の方は使い方が良く分からないといった感じでした。そしてこれからは、プログラミング(AIの利用を含め)が必須になり若者は気軽にアプリを作ったりして、アプリを作れない僕は気軽にアプリを作る若者を見て、「すごいなぁ~」となってる時代が来るんだと想像します。
データサイエンスもこれから一層重要になると言われています。ありとあらゆるものがデータ化されて、分析されていくと思います。文系の一橋大がその様な学部を作るというのはやはり衝撃的な事で、時代の流れですよね。プログラミングもAIもデータサイエンスも、当然ですが算数・数学が基礎になります。
やまさき塾に通う高校2年生(新3年生)で将来エンジニアになりたいという夢を持っている生徒がいます。また、小4(新小5)で建設・建築に関わる仕事がしたいという夢を持っている生徒もいます。今は将来何をするか明確ではないけど漠然と理系に進みたいという生徒もいます。良く分からんけど働いてお金稼ぐ(知らんけど)というかわいらしい生徒もいます。自分の社会人経験を活かして将来何になりたいかの人生相談に乗るのも僕の重要な役割だと思います。
僕にできる事は限られていますが、夢を叶えられる様に、算数・数学で脳みそを鍛えて、夢を叶えてほしいな、自分の為にも世の中の為にも頑張ってほしいなと思っています。やまさき塾の卒業生が将来自分の好きな事をやって世の中に貢献して生きていく事を夢見ながら、僕もそういう志をこの先も忘れずに頑張ります。