明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

数学に関するニュースが耳に入ったので共有させて頂きます。英国のスナク首相が年頭の演説で教育改革についても触れ、ロンドンがあるイングランドの全ての生徒を対象に、18歳まで数学を必修化する方針を明らかにしたそうです。

「我々は関係部門とも協力して、18歳までの全生徒が何らかのかたちで数学を学べるよう動き出します」

スナク氏は「イギリスの16歳から19歳で数学を勉強しているのは半数にすぎない」と指摘し、「データが至る所にあり、統計があらゆる仕事を支える世界」「データ分析や統計処理の技術を教えずに子供たちを社会に送り出すことは、彼らを失望させる事になる」「また数字に強くなることで最良の住宅ローンの契約や貯蓄の金利を見つけることができるようになる」と述べ、社会で需要が高まるデータ分析や統計処理などに優れた人材を育成したいとしています。

これを聞いた第一印象は、世界的にも数学の必要性が高まってるんやなぁ~、スナク首相すごいなぁ~。だったんですが、次に疑問が湧いてきました。

ん?ちょっと待って。イギリスって、数学、必修じゃないの?

アメリカは足し算引き算が出来ない人がそこら中にいるというのを聞いたことがあるのですが、イギリスでも数学が必修じゃないとは・・・、外国では一部の層にだけ良質な教育を与えてそれ以外はどうでも良いみたいな方向性の国もあると聞きます。

そして思いました。日本って何て素晴らしい国なんや。中学生で数学必修ですし、高校でも数学必修ですよね。日本人って礼儀正しい民族と言われますけど、これ数学関係あるんちゃうかなと。数学勉強すると論理的思考能力の他に理性とか冷静さも鍛えられると思うんです。心は熱い方が良いですけど頭は冷静な方が良いです。

高校まで多くの人が数学を学べる環境が整っている日本。イギリスでは半数がそのチャンスすら与えられない。確かに日本の教育格差は大きな問題ではありますが、比にならない国もあるという事実。

日本は少子高齢化、国民一人当たりの借金が増え、将来世代への負担も増えています。新たな産業も中々育たない。先行きが明るくない日本ですがめっちゃ良いところあるやないかと。礼儀正しい民族。多くの人が数学を学べる教育水準。この国の良い部分を次世代に繋いでいきたいなと思います。

全ての業界が大切で尊いものでありますけど僕は教育こそが時間はかかりますけど日本を浮上させる大切な要素になると思ってます。イギリスの首相が年頭にわざわざ数学必修という位なので教育・算数数学が大事なのは自明の理なんです。スナク首相は高等教育を受ける事でどんなメリットを享受できるか分かっているので、そのチャンスを国民に平等に与えられるべきと考えていると思います。

高等教育を受けた人間は運が良かった事もあるので、まずは自分が裕福・幸せになる事を優先するのは当たり前なんですけど、その後はその才能を世の為・人の為に還元して欲しいという願いはあります。そういう志のある若者をやまさき塾から多く輩出する事を夢見て、地道にコツコツ頑張ります。

最後に、スナク首相に急に興味が湧きすぎて、英語の昨年の就任演説をyoutubeで見ました。刺さった言葉があったので紹介します。

“I will unite our country not with words but with action.”

私は言葉ではなく、行動で、この国をまとめます。

僕自身も行動で示せる様な一年にします。本年もよろしくお願いいたします。