今週は、高校2年生に数Ⅲ(積分)、中学3年生に公立入試対策(全般)、小学校5年生に速さ、小学校4年生に速さ、等々の授業しました。小学校、中学校、高校と幅広く授業をさせて頂く中で、①基礎・原理原則の理解②情報整理③作図等は、どの時期も不変で共通して大切なものだな感じます。

私自身、基礎や原理原則の理解を最重要視しております。簡単な事で言えば小学校では、速さ・距離・時間の関係。しっかりと自分の言葉で、距離=速さ×時間、速さ=距離÷時間、時間=距離÷速さ、この全てを説明できるか。簡単な様で意外と小学生に完璧な説明を求めると難しかったりするので丁寧に指導してます。(当塾では、は・じ・きという暗記の仕方は推奨せずに原理原則で伝える様にしております。)

特に中学受験となると、図形(面積・体積)、速さ、割合といった分野は最頻出の重要分野になりますので丁寧に教えております。このあたりの原理原則が大切な事は勿論のこと、文章に出てくる情報について「図を書く」事が極めて大切です。やまさき塾では、作図もめちゃくちゃ大切にしております。図を正確に書けるかどうか、また文章中の情報を余すことなく丁寧に全て書き込めるか、当たり前の様ですが問題が難しくなるにつれ条件・情報が多くなりますので難しいです。そこを最初は時間をかけてもいいので丁寧に理解して情報を整理する。これができるかできないかで正答率は劇的に変わります。(スピードを付けるのはその後の話)

高校公立入試(兵庫県)の数学も、重要分野は、二次関数、図形(相似・合同)、確率・場合の数、速さになります。中学受験でやることがかなり繋がってます。やはり小学校時代に基礎を学ぶ事の大切さ(図形や速さは直結)を感じます。それぞれの分野に抑えるべき要点(色々あるので追って書きたいと思います)がありますので、それをふくめて文章の条件についてしっかり情報整理できるかは極めて重要です。中学受験や大学受験よりは問題の難度は易しいので、確実に高得点を取ることが求められる内容になってます。

大学受験は数ⅠA、数ⅡB、数Ⅲと幅広いですが、やはりこれも基礎が大切です。公式を暗記するのではなくその公式を導出することでその背景を知ったり、単なる暗記ではなく基礎の徹底を、やまさき塾では大切にしております。基礎の重要性を知ってもらう為にやまさき塾では共通テストを一度解いてもらって解説しています。昨今、劇的に難化している共通テスト(昔はセンター試験)なので、生徒に解いてもらって解説すると意外な反応を見せます。

「あれ?意外にいける。難しい公式とか特に使ってない。特に難しいこと言ってないぞ。理解していれば解ける」

使う公式はめちゃくちゃ簡単なものです。ただそれに気づくか気づかないか。原理原則を基礎を理解できてるかどうかが問われています。これは公式を丸暗記しても中々解けず、この公式がある背景や芯の部分を理解する必要があります。共通テストは非常に良い問題なので、なんだかんだ二次試験の得点と結構比例関係にあります。(難易度は京大阪大神大の二次の方が当然難しいものの)

数ⅠA・数ⅡB・数Ⅲの全体を通して本質への理解力を問われますが、残念なことに珍しく数Ⅲ(微分/積分)は結構「知ってる知らない」で大きく左右されます。そのあたりは特徴を捉えて原理原則の理解と暗記とを濃淡を付けてしっかりと伝えて効率的に楽しく学んでもらえる様に努めております。

基礎さえ分かれば、できないができるにどんどん変わってきます。できないのままでいると、ほんの少しの事を知って理解するだけでできるのに、自信が無くなったりモチベーションが下がったり、もったいないです。基礎を教えて、分からない・できない事ができるようになったらしっかりほめて、モチベートして、これからも得点を伸ばしながら自信が付くような指導を心掛けたいと思っております。