日本の宝、世界のスーパースターである大谷翔平選手ですが、来年の4月から小学校の算数の教科書で登場するそうです。2023年3月28日に文部科学省が「検定に合格した」として発表されました。

教科書の全てはまだ公開されていないのですが、日ハム入団時代からの大谷ファンとして気になりすぎましたので、中身が少しだけチラッと見えたので見えたところだけ紹介します。

私と算数 「1つひとつ、深く考えることを大切に」 大谷翔平さん(野球選手)

野球選手になった今でも算数を良く使っています。例えば打つ時の構え方は、単純な三角形におきかえて体重の掛け方や足の開き具体などを考えています。

またバットを振る練習では、バットの角度や速さなどをはかり、自分の感覚とはかった結果をすりあわせながら練習しています。 そのほかに、割合も使います。例えば、「このバッターの右方向への打球は全打球の内どれくらいにあたるか」などの情報を頭に入れながら、試合にのぞんでいます。アメリカの野球は細かくデータを分析して試合に活かしているんですよ。

大谷翔平選手が算数を大切にしている例がかなり具体的に書かれているので、本当に数字を大切にしていることが伝わります。松井秀喜選手は打つ時は体重の掛け方は後ろに9割のイメージという話もどこかで読んだ記憶がありますし、超一流選手は体重の掛け方も数字に置き換えたりするんですね。

最近では動画を解析してバットの角度や速度も正確に分かるので、自分の動きと数字との相関を分析されたり、打球方向の割合を頭に入れてピッチングの時に球種やコースを選択したりと、脳味噌フル回転なんですね。超一流のスーパースターが算数は大事というからには、野球にも算数は必要なんだと思います。

あと野球繋がりでダルビッシュ有投手が言っていた言葉がすごく考えさせられたので紹介します。

『努力は嘘をつかない』って言うけど、頭を使った努力をしないと平気で嘘つくよ

ちゃんと頭を使って考えないと努力しても効果が薄いということだと解釈しています。超一流のトップアスリートは身体能力は勿論のことですが、大谷選手もダルビッシュ選手も身体能力に加えて考える能力がずば抜けてるんだと感じます。

物事を数字で捉えていたり、考える能力・思考力が凄いんだと思います。

フィールドは全く異なりますがビジネスの現場でも、数字はめちゃくちゃ使います。特に何かを提案したり説明する時や会社を経営する時は、数字まみれになります。「社長!この商品めっちゃ売れそうです!」という提案よりも、「この商品の市場規模は〇〇億円で、想定する製造原価は〇〇円/個で、競合する商品の価格は〇〇円/個ですので、価格優位性があります。1年目は市場の〇%、3年後は〇%のシェアを獲得する想定です。試作品を使った事前調査でも有効な結果が得られました。是非開発しましょう!」の方が説得力ありそうですよね。まあ何事もやってみないと分からないですし、その後の情熱が大事なのですが、数字は凄く大事です。

資料を読んで数字を見てその背景を読み取ったり、物事の優先順位をつけたり、色々問題が起きた時に本当に一番の問題は何か?を見つける能力だったり、何かを伝える時に要点を伝える能力だったり、とにかく算数や思考力、数学的思考力、論理的思考力は大切です。

あと数字はやっぱり世界共通の万物の尺度だと思うんです。英語も世界で最も使用されている共通言語でこれから益々大切になると思いますけど、数字は英語以上に共通言語です。英語が苦手でも数字さえちゃんと抑えとけば海外とのビジネスでも何とかなる事もあります。

算数や数学によって、考える力であったり、数字に対する強さというものは、後天的に身に付くものだと僕は思います。

実際に、やまさき塾に来られる生徒は(算数が苦手な生徒も含めて)驚くほど思考力を伸ばしてます。勿論、受験で志望校に合格する事も大切ですし、得点も大幅に伸びる生徒が多いですが、それ以上にこの先生きていく上ですごく大切な事を学んでるなあと見てて思います。

数字の強さや、思考力というのもは生涯の生きていくための財産になります。

やまさき塾では、得点向上は勿論のこと、長期的な目線も大切にしながら生徒達に向き合って算数数学を指導して参ります。