塾生が西宮東高校に合格しました。第一志望に合格する事ができ一安心です。11月に入塾後、3カ月一緒に頑張ってきましたが短期間で成績を飛躍的に伸ばす事が出来ました。元々B判定を取れるほどの学力が備わっていましたが、最後は本人の頑張りもあってA判定にもなった為かなり安心して見ていましたが、合格発表の瞬間はさすがにドキドキ。合格発表の連絡をもらって本当にホッとしました。

どのようにして短期間で劇的に成績を伸ばすことが出来たのかを紹介したいと思います。決して特別なノウハウがあるわけではなく、当たり前の事を当たり前の様にしてきただけです。(なかなかそれが難しいのでそこが当塾の強みかもしれませんが)

一つ目、最終ゴールと現在地のギャップを把握する事。最終ゴールと現在地の間に中間目標を設定する事。しかも具体的であればあるほど良いです。今回の場合は、最終ゴールは『西宮東合格』、中間目標は①数学の定期テストの得点を上げる②V模試の偏差値を上げる(数学8→9、理科8→9、社会7→8)、の二つに設定しました。ここで大事な事は本人としっかりコミュニケーションを取って、提案はしますが強要しない事です。強要して良い事はありません。頑張るのは先生ではなくて本人なので、主役はあくまでも本人なので、本人の意思を丁寧に確認しながら目標を作り上げる必要があります。頑張れば届きそうな目標が良いですね。幸い、中間目標も最終ゴールも両方達成する事ができました。

二つ目、生徒のタイプを知る事。知ろうとする事。コツコツ頑張る子もいれば、短期的にものすごく集中する子もいます。中々頑張れない子もいます。僕自身は高校3年生の時に一日13時間勉強してましたので、根性タイプです。当たり前ですが時間を掛ければ掛ける程成績は伸びるので、そこを伝えはするのですが、それが響いて行動に繋がる子もいれば、繋がらない子もいます。あくまで強要しない事が大切だと思います。

三つ目、生徒の可能性を信じる事。現実的な選択を迫られる事はありますが、指導する事で持っている能力を引き出そうとする姿勢は大切です。ネガティブな言葉を投げかけたり、どうせ無理とか言われたら、才能を潰してしまいます。生徒の可能性を信じる。すごく大切だと思います。僕も自分の可能性を信じていますし自分の可能性に期待しています。

四つ目、スモールステップ方式で、小さな目標で達成感を感じる事でモチベートされる確率が上がります。学力が上がらない根本的な理由は、頭が悪いからじゃないんです。やる気が無くて勉強してないことがほとんどです。なので、いきなり全科目が良くなる事は難しいので、一つでも良いので頑張れば数字として結果がついてくるという経験がモチベーションに繋がる事が多いです。やればできるという体験が一つでもあれば、他の科目にも波及していきます。いかにその様な体験を積ませてあげるか、導けるかが凄く大切だと思っています。

五つ目、その子にとっての『できないができる』になった事にフォーカスを当てる事。ほめる事。周りと比べて刺激される事でモチベーションが上がる子もいますが、それが苦手な子もいます。ただ、個々の成長にフォーカスを当てると、どんな子でも多かれ少なかれモチベーションは上がります。ほめて嫌な気持ちになる子なんていません。

六つ目、徹底的に生徒の目線までおりていく事。何で分からないんだ?とかは完全にNGです。アウト。分からないのはシンプルに先生の指導が悪いからです。分からないところまでおりて、馬鹿にしない。根本のところまでおりて教える事が大事だと思います。

まだまだありますが最後、誇りを持つこと。真剣でいる事。子供や生徒は見ていない様で驚くほど大人や先生の行動や目線・姿勢を見ていると思います。真剣であるという事は伝わると僕は思っています。

今回の様に本人が持ってる素直さがあって、僕の指導法がマッチして、短期間で凄い結果が出る事もあれば結果が出ない事もあると思います。全ての生徒のモチベーションをMAXにする事は出来ないですし、僕の力量不足だったり本人の要素もあると思います。それでも預かる以上は誇りを持って、その子の人生が少しでもプラスの方向に行くように、結果を残せる様に、頑張ります。