自分なら出来るかもしれない。自分なら出来る。やってやる。

この気持ちを持てたら人生がエキサイティングでより良いものになる事は言うまでもないと思います。

元々が楽観的な性格である等、先天的な要素も多分にあるとは思いますが、後天的に身に付く部分も大きいように感じます。

やまさき塾では、算数・数学を通じて、自信を育てるために以下の様なアプローチを意識しています。

1点目は、小さくても良いので『できた』という経験を多く積み上げる事。

勉強に限らず何でもいいと思います。縄跳びが出来た。跳び箱をとべた。スイミングでテストに合格した。大きな声で挨拶が出来た。

なんでも。確実に自信が付きます。当塾では、できないができるになった経験は特にフォーカスする様に意識しています。

2点目は、その成功体験の際にほめられるという事。

日本人はシャイなので、過剰にほめる人って意外と少ないですよね。教育という観点では、僕はわざとらしい位で良いと思っています。

出来なかったことができるというのは、どれだけ小さな事でも尊いと思いますし。

先ずは戦略的に前向きになってもらって、人間関係を構築して、そこから関係性が出来たと感じたら様子を見て少しずつ厳しい目標を設定するのが僕のスタイルです。(勿論、本人の可能性をより引き出したいが為にです)

「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」

山本五十六の有名な言葉です。体罰が主流のこの時代に「ほめる」必要性を謳っています。

プロ野球の糸井嘉男選手も、コーチに「そんなにダメダメ言うたらほんまにダメになるじゃないすか」とキレて、そこからコーチが「子犬の育て方」を読んで、過剰にほめたら、驚くほど成長したという逸話があります。

ほめるという要素はコーチング(生徒の潜在能力を引き出す技術)の中でも大切な素養だと思います。

3点目は好奇心。(=幼少期に否定され続けていない事。)

人間は産まれた時は誰しも好奇心の塊と思うのですが、大人になるにつれ良くも悪くも、やってはいけない事を学習すると思います。

その過程の中で何でもダメダメ言われてこの言葉を沢山浴びれば、特に成長期の子供は、好奇心を失う様に感じます。

幼少期に確固たる自己肯定感を育んでいれば、大人になって否定されても、それを反骨心に変えてプラスのエネルギーにできますが、自己肯定感を育む過程においては、ダメダメは危険なワードです。

問題を間違えても、「答えが違う」だけで終わらせるんではなく、「考え方は合ってるけど計算が違う」「ここまでは合ってる、OK。ここから間違ってるな」「惜しい。もう一回考えてみよう。」と色んなアプローチが出来ますし、否定すると「間違ってしまった。恥ずかしい。」と感じる子も少なくはないので(全然恥ずかしくとも何ともないのですが)、そこは気を付ける様に心掛けています。

最後は、高い目標を設定し努力する事。やっぱり困難や高い壁に立ち向かう経験が本当の自信に繋がると僕は思います。挫折をして這い上がるとか。ただ、どんな人も最初からそうではないと思いますし、そういう事ができる土台を作る事が大事なんだと思います。

僕は良く授業の最後に、「今日勉強になったことは?」と聞く事があります。毎回多くの学びがあるとは限らないんですが、1回の授業でも、新しいことを知る、この問題ができた等、できた経験にフォーカスを当てて自信に繋げて欲しいと思っているからです。ほめてモチベーションを上げる事、適当に否定してモチベーションを下げない事。

できる経験を沢山積む。ほめる。否定しない。

やまさき塾では、算数と数学を通じて、学力を向上させながら、自信を付けてほしいと思っています。